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2021.11.29 お悩み解決・豆知識

「だしをとる」あまり難しく思わないで!

こんにちは、弊社は大阪市福島区にある「大阪市中央卸売市場本場(ほんじょう)」に店舗を構えております、創業明治35年の「株式会社三谷鰹節店」です。

ご存じでしょうが大阪市中央卸売市場本場は西日本最大の取扱量を誇り水産物では東京豊洲市場に次ぐ規模です。その中に鰹節削り節を専門に取り扱っている仲卸店舗は8社あります(ちなみに水産物を取扱う店舗は約140社あります)。

中央市場には量販店のバイヤー、小売店の方、飲食店の方いわゆるプロの買い出し人が毎日たくさん訪れますが、中には慣れた個人の方々もよく来られます。また、今はコロナの影響で行われませんが、小学生の社会見学、PTAの行事、町内会の団体などの見学ツアー及び料理教室なども多く行われます。

私はこの市場で水産組合役員をやらせて頂いているので、よくこの様な団体の行事で「説明者(講師などおそれ多い!)」として鰹節の説明をしております。削る前の原料のこと、だしの取り方、また実際に削る機械で削っているところを見て頂く等、鰹節の良さを皆さまにお伝えしております。

その中で私がよく言うことは、「だしを取ることをあまり面倒がらずに、たとえ週に1、2度で良いので、例えば土日の休みの朝食にこの花かつおや出汁かつおを使ってお味噌汁を作ってみて下さい。」と。
「最近はお母さんもお仕事している方が多いので、週に1度こうやって作ると子供さん達も(ん!今朝は何かいい香りがする)と楽しみに起きてきますよ。」と話させて頂いております。
最近は液体だしなども良いものが出ておりますが、食の原点「鰹節からだしを取る」ことに少し力を入れてみてはいかがですか?

■ 基本の出汁の取り方

簡単な基本の出汁の取り方は、水1000mlに昆布10gを水に浸して30分、火にかけて沸騰直前に昆布を取り出し、10~20gのかつお節を入れ、そのまま沸騰させたら火を止めてしばらくおいたらかつお節をこします。

 

■ もっと手軽!な出汁の取り方

前日の夜に水1000mlをお茶ポットなどの容器に入れ、そこに昆布10gとかつお節20gを入れたら後は一晩冷蔵庫に入れておくだけでもすごくおいしい出汁がとれるんです。 これなら朝からお味噌汁も作れますし、残ったら冷蔵で3日は日持ちしますのでだし巻き卵や煮物などにもすぐつかえます。

我が家では火を使いたくない夏場に作っておいて素麺の出汁に使ったりしてます。

 

いかがでしょうか?もし簡単に感じることが出来ましたら、是非一度お試しください!!!

 

株式会社 三谷鰹節店
三谷利満
TEL: 06-6469-3385
Email: mitani@suinaka.jp
HP: http://mitanikatsuobushi.web.fc2.com/