NEWS インタビュー
2022.01.14 インタビュー

日本一の在庫量を誇る鰹節原料屋 大鰹の「蔵」へ潜入!

なぜ、大阪ではおいしい鰹節が育つのか。その秘密に迫る深堀り企画。
「おおさかの鰹節育て隊」が各企業や店舗に取材に伺い、その様子をレポートします!

 第一回は大阪市港区にある鰹節原料屋、大鰹さん。
日本一の在庫量を実現する冷蔵倉庫「蔵」を取材してきました。
それでは、ご覧ください!


 

大鰹さんは、1947年創業の鰹節原料屋。
全国およそ150社とのネットワークを持ち、日本各地から鰹節をはじめ、まぐろ節やさば節、いわし節などあらゆる節原料が大鰹へ集まります。

約3万ケース収容の「完全自動搬送式冷蔵倉庫」

大鰹さんを訪れてまず驚いたのが、冷蔵倉庫のスケール。大きな社屋…と思っていた建物が、丸々冷蔵倉庫でした。
その規模およそ7階建てのビルに相当するそうです!

3万ケース収容できるという完全自動搬送式冷蔵倉庫を、山中社長は「鰹節のための冷蔵倉庫」だと言います。

- 山中社長:
大鰹では、徹底した温度管理のもと、鰹節にとって一番いい環境で保管しています。
自動搬送システムによって、入荷日・生産者・種類・ロットごとに収容され、事務所内のコントロールパネルで集中管理しています。
自社倉庫だからこそ、直ちに供給することも可能。
豊富な在庫力とお客様のご要望にスピード対応できる体制を整えています。

 

日本の食文化を支える“だし”、だしの品質を守る“蔵”

なぜ冷蔵倉庫を“蔵と呼ぶのか。山中社長は「大事なものを守る」という想いが込められていると言います。

- 山中社長:
原料屋の仕事は「最適な原料を、適時に適価で、安定的に供給する」こと。
生産地の節製造業者では、原魚の漁獲に季節性がある上、特に近年は水揚げ状況の変動が大きく、安定的な節原料の製造が難しくなっています。一方、消費地の削り屋さんでは、最終ユーザーである各飲食店の好みに応じて様々な鰹節を削るため、多種の節原料を調達する必要があります。
そうした市場ニーズに応えるために一年を通して豊富な節原料の在庫を持ち、生産者の原料製造とお客様の原料調達を応援いたします。


私たちが頑張れば食卓が明るくなり、食卓が明るくなればもっとポジティブな世の中になるはず。そう信じて日々取り組んでいます。

 


株式会社大鰹

ホームページ:
http://www.dai-katsu.com/index.html
→大阪の鰹節専門店大鰹さんのご紹介ページはこちら

連絡先:
TEL 06-6572-5321
FAX 06-6572-5325